XAUUSD NY時間の値動き

テクニカル

概要

以下は、各時間帯ごとにチャートを色分けした5分足のチャートです。青が東京時間、黄色が欧州時間、紫がニューヨーク時間(NY時間)になります。

私の場合は兼業ということもあり、チャートを見れる時間が限られているので、NY時間に絞ってトレードをするようにしています。

これはエントリーチャンスが減るといったデメリットもありますが、逆に相場から離れる時間が強制的に作られるということで、トレードにリズムが生まれたり、分析する対象が絞れるといったメリットもあります。

今回は夏時間を例に説明しますが、私の場合は21:00からをNY時間と定義しています。

一般的には21:30からアメリカの市場が開くため、その時間からをNY時間と定義する場合が多いようですが、私が見た感じだと傾向的にその30分前から、徐々に値動きが出てくる印象があるので、21:00からをNY時間としています。

稀にですが21:15発表の経済指標もあるので、そこの値動きが見たいという理由もあったりします。

NY時間の値動き特徴

では、実際に2023/7/10(月)~7/26(水)まで、2週間半の値動きを見ていきましょう。注目してほしいのは黄色の欧州時間から紫のNY時間に切り替わったタイミング、NY時間初動の値動きです。

絶対ではありませんが、NY時間初動の値動きは、欧州時間(特に終盤)に発生した値動きの逆に動くことが多いように見えます。

指標の有無やその日のNY時間が上位足のどの価格帯で始まるかによって、一概には言えないところもあると思いますが、この傾向を利用してトレードを組み立てていくのがNY時間の基本的な考え方の一つになります。

特徴ある値動きが発生する理由

この傾向が発生する理由ですが、これまで欧州時間にポジションを持っていた市場参加者が手仕舞い(要は反対売買)をするのと、新しく参入してきた市場参加者(この場合はNY市場の参加者)が立てる新規ポジションが欧州市場参加者が立てていたポジションの反対注文だからだと思います。

よく言われるポジションを刈にいくというやつですね。

7/26の値動きは正にこれで、欧州時間で買われてきて、そのストップ注文が押し目に溜まってきており、市場としては新規の買いが入りにくい息切れ感が漂っていると思われます。

それに対してNY市場参加者がそのストップを喰いに行く新規注文(この場合はショート)を浴びせて、一旦欧州市場参加者の利確および高値で買った人のロスカットを誘発させて、市場をフラットな状態にしています。

市場がフラットになり新規の買いが入りやすい状況ができたので、最終的には上位足のトレンド方向(この場合は上昇)に回帰したのではないかと思います。

市場参加者の思惑が交錯した結果、このチャートが形成されています。

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