概要
以下は、2023/7/10(月)~7/26(水)までのゴールド1時間足チャートに対して、50pips毎に破線を引いたものになります。
これがいわゆるキリ番の価格になりますが、どうでしょう?
反発しているようにも見えますが、5分足に落とし込んで確認してみましょう。
キリ番付近の値動き特徴
以下は、2023/7/10(月)~7/26(水)までのゴールド5分足チャートに対して、50pips毎に破線を引いたものになります。
トレード対象のNY時間(紫色部分)に着目してみていくと、概ねキリ番の価格帯が意識されて値動きが展開されているように見えます。
もちろんあっさりブレイクしてしまうパターンもありますが、この傾向を上手く使ってトレード戦略を組み立てていくのが基本的な考え方の2つ目になります。
キリ番で特徴ある値動きが発生する理由
ゴールドに限ったことではないですが、チャートを見ていると、このキリ番で価格が止まったり、反転したりしながら価格が推移する傾向が多くみられます。ドル円の.500や.000付近の動きもこれにあたります。
これは切りのいい価格に対して、市場参加者が意識しているからに他なりません。
先日のドル円145円からの下落も正にこれで、それまでドル買いで持っていた市場参加者が、145という切りのいい数字で利確していき、逆に145円から円買いを仕掛けようとしていたトレーダーが、新規の売りを仕掛けることで、その価格帯が抵抗となり反転していくパターンになります。
ただ、よくあるのがドンピシャで反発するというより、相場が強い場合はキリ番をオーバーシュートしてから戻ってきたり、逆に相場が弱い場合はキリ番に達する前に失速して反転したりするので、あくまでも価格帯としてとらえた方がよさそうです。
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